OPEN CYCLE カスタム

サイクリストの"欲"を満たす1台!OPEN CYCLE MIN.D カスタム

速く、軽く、快適そして見た目にかっこ良くあって欲しい。OPEN CYCLEのMIN.D.(マインド)はサイクリストのそんな贅沢な欲求を間違いなく満たしてくれるフレームの1つです。

MIN.Dをあえてジャンル分けするならばエンデュランスロードでしょうか。快適性を重視し、どれだけ長時間乗っても自転車に乗る楽しさが失われないことを目指したフレームです。しかし、それだけではなく軽さと高い走行性能もバランスよく持ち合わせているのがこのフレームの大きな魅力。我々のように趣味として自転車を楽しむサイクリストにとっては最高の1台になりうるポテンシャルを持っていると思います。

今回は女性オーナーの元、こだわりのパーツ群にて組み上げられました。

フォークとチェーンステー裏はブランドカラーをモチーフに非対称に塗り分けられているので見る角度で大きく印象が変わります。

メインコンポーネントはSHIMANO ULTEGRA Di2。油圧ブレーキ用のタンクを備えながら、それと気づかせないコンパクトなブラケットは女性でも扱いやすく仕上がっています。

クランク等ドライブトレインはDura-Aceを使用。光沢感をフレームと合わせるという狙いもありましたが、167.5mmのクランク長を選べるのはこのグレードだけという必然でもありました。

OPEN独自のブレーキキャリパー のスマートマウントは本来必要なアダプター(台座)なしで160mmローターを装着可能です。アクスルの位置を見ると40mmオフセット分、フォークに厚みを持たせているのが分かります。

リアも同様にアダプター無しで160mm専用のすっきりしたマウントを採用。

ハンドルはBLACK INC。トップがフラットになって握りやすい軽量なカーボンハンドルです。フレーム側のケーブルルーテイングが考え抜かれているのですっきりと配線が収まりました。なおフレーム内部も見たことがないほどきれいな仕上がりだったため、ブレーキホースやDi2のケーブル収納もかつてない程やりやすかったです。メカニックにしか関係ない部分ですが、そこまで丁寧に作られているということはぜひ知ってほしいところです。

バーテープ はCiclovationの新カラー"Gammma(ガンマ)"。一見ふつうの艶ありの黒いバーテープ ですが……

光の当たり方によってホログラムのように輝きます。

ステムはOne by Esuのスージーステム。アングル77°という通常よりやや深い傾斜に加え、ハンドルクランプ部を中心から7.5mm下に落としているので自然な見た目のままで大きな落差をつけることが可能です。低めのポジションを取りながらも違和感のない角度で取り付けできるように工夫された個人的に好きな商品です。

ホイールは新進気鋭のONEAERから38mmハイトのDX3。このハイトのDB用ホイールでありながら重量はアンダー1,300gと驚異的。価格は218,000円と近いスペックの他社ホイールを寄せ付けません。走行性能ではリムの剛性の高さと軽さを感じられ加速時や登坂での反応が抜群に良いです。チューブレスと併用して運用することで快適性が増し、用途を選ばない極めて高水準の万能ホイールになります。

レーザーエッチングで描かれたシンプルなロゴと装飾

驚く程に快適なフレームの秘密はバックシルエットに有り。極細のシートチューブとシートステーが緻密な設計の元に配されています。

なだらかにベンドした細いステーはまるでクロモリのよう

サドルまでひと繋ぎになった25mmの細いシートチューブ。一度カットしても最大30mmまで高さを追加することが可能なので取り扱いは心配無用です。

ヤグラのトップはRITCHEYのものをOPEN用にアレンジしたもの。前後位置や角度の調整が細かく設定可能です。スチールレール用、カーボンレール用、2つのヤグラが付属します。

重量はこの仕様で6.87kg。ディスクロードととしては十分すぎるほどに軽量に仕上がりました。

ちなみにこのフレーム前三角のスペースがとても広いです。Sサイズでボトルケージ2つを取り付けてもこの空き具合なので余裕でフレームバッグ等を装着可能です。

文句なしに格好良く仕上がったOPEN CYCLEのロードバイク。

はっきり言って無名に近い小さなブランドですが、質の高さと物づくりへのこだわりは本物だと感じました。初めて知った方でもきっとどこか惹かれてしまったという方は少なくないのではないでしょうか。むやみに専用規格やギミックを用いずミニマルデザインを貫いたロードバイク"MIN.D"は自信をもっておすすめ出来るフレームです。しばらく店頭に展示させて頂いておりますので是非この機会に実車をご覧ください。

ちなみにOPEN CYCLEのフレームは無塗装での購入が可能です。希望があればアップチャージを払って提携のカスタムペイントスタジオをにてオリジナルの凝ったグラフィックを施すことが出来ます。とことんこだわりたい方はぜひご相談ください。

-OPEN CYCLE, カスタム
-, ,